SAT04 CREATIVE SPACE

メディア芸術作品、音楽制作、ゲーム開発(UE4)、アート、エンタメなどの創作に関する話題を扱うブログです

四角いメタリックな箱が波打つループ映像をBlenderで作る #Blender

今日のチュートリアル動画はこちらです。
youtu.be

目的と動機

この動画を通じてこのあたりを学べばよいかなっと思ってます

  • 波打つ表現
  • 四角い箱を並べる
  • メタリックなマテリアル表現とライト

私が、使用するバージョンはBlender 2.83です。

メッシュを辺と面で分割(0:44)

F3押してからの、Mesh: Edge Splitの挙動が2.83で少し違ったので。
辺と面で分割を選択してみた。

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スムーズモデファイアーを適用すると分割される。この時、オブジェクトモードにしておかないと、分割されて表示されないので注意。

へベルで角を調整(1:34)

動画だとWidthとなっているけど、へベル・モデファイアーの「オフセット」というパラメーターを修正。

ディスプレイスメント・モデファイアーを適用

こういったループ映像を作る際にはディスプレイスメントをよく使うのですが、いまいち意味を理解していなかったので改めて調べてみました。

ディスプレイスメントでは、テクスチャーの輝度によって形を移動したり変形させたりし、凹凸を作ります。今回はたくさんのCubeが並んでいるように見えるけど、これはスムーズ・モディファイアによって表現されているので、元々は一枚の板です。(編集モードにすると一枚の板である事が確認できます)

なので、ディスプレイスメント・モデファイアを初段で適用して、クラウドのテクスチャを適用することで波打つような表現が出来ます。

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アニメーションキーフレームを打つ

ここちょっと動画でわかりにくかったですが、まず0フレームに合わせて「move」のY軸回転のキーフレームを置きます。

その後、120フレームに移動してY軸回転の値を360にしてキーフレームを打ちます。動画だとキーフレームの◆が表示されてないですが、実際には以下のようなタイムラインの表示になります。

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ミラーモデファイアーで複製する(5:07)

ミラーモデファイアーを使って、Empty軸を利用してメッシュをミラーリング(複製)します。こうすることで波がのつなぎ目がスムーズにつながった2つの面が連なります。ルーム映像を作る基本テクニックで他でもよく使うので覚えておいて損はないテクです。

正確にはちょっと微妙につなぎ目の角度がスムーズじゃないんですが、まあ気にならないレベルです↓↓

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ミラーリングしても、ちょっとつなぎ目の角度が合わずにスムーズではないけど気にしない。

カメラの設置

カメラを追加する時、ビュワーの角度が影響して新規作成されるようなので、私はここでは「テンキー1」キーを押して、真横からの視線にしてから「Shift+A」で追加。
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お好みで被写界深度を

動画にはありませんが、お好みでカメラの被写界深度を設定しても印象的なビジュアルになると思います。

例えばF値を超極端に0.2とかにしてみても面白いと思います。

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80年代レトロ風背景をBlenderで作る #blender

80年代のポリゴンなアートワークの背景を作ってみます。

音楽だとSynthwave系のプリセット集でよく使われてるやつですね。
Synthwave - Google 検索

youtu.be

こちらの動画を元に作ります。
Planeの面を作って、「S」をして拡大縮小モードにして、テンキー「8」でサイズを変更。ここらはループ背景を作るときのテンプレ作業ですね。

つまづきポイント

ランダムな山を作る (0:51)

拡大縮小ツールを使っているけどうまく行かなかったので、プロポーショナル編集モード(O)にして、「G」を押して「Z」これでZ軸に対してのみ頂点を動かせるモードで動かします。

そのまま掴んだ状態で、ホイールをコロコロ転がしてランダムな山を作成。

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カメラを設置(2:03)

最初からカメラがある場合は消しときます。Shift+Aでカメラを3Dカーソルの位置に追加。

カメラの移動は、シフトキーを押しながらじゃなくて、Ctrl押しながらカメラを移動させます。Ctrl押しとくとグリッドにスナップして動かせます。

フレーム数の設定(2:42)

動画では24フレームで5秒なので、「24 x 5 =120」でしたが、個人的に音楽用の映像は60フレーム欲しいので「60 x 5 =300」フレームにしてます。

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Blenderは値の入力欄に演算子を使うことができるので、上記のように「60*5」と入力すれば300になります。

放射/Emmision(4:35)

ワイヤーフレームnマテリアルを「放射/Emmision」にしてるのに、ぼやーっと光らない場合
cycles.wiki.fc2.com
は、レンダリング設定のブルームがONになってるか確認。
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ワールドマップのシェーダー設定(5:58)

Texture Coordinateは、日本語だと「テクスチャ座標」です。

マテリアルの関係でループしない

カメラの座標が変わることで反射などが変わりうまいことループされません。
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なので、動画ではカメラを移動してましたが、背景を動かす事で対処しました。

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また道をカメラの後ろにも延長してます(念の為)
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完成品

完成版です。HDRIの空のイメージがいまいち動画のようにならなかったので結局自分なりの調整をしています。
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完成品を更にブラッシュアップ

さらに少し空が寂しいので、透明のでっかいパネルを太陽の後ろに設置し、パーティクルで星を表示してます。

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また太陽にストライプの切込みを入れたいので、スフィアの厚さを限りなく薄くし、Cubeを使ってBoolモディファイアで切れ込みを入れてみました。

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またマテリアルで太陽にグラデーションを掛けています。シェーダーの設定は、よく理解しないまま適当に作りました。実際の色合いを見ながら、「カーディナル」が一番イメージに近いかもくらいのノリです。
ColorRamp - Blender Cycles memo

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最終形

あとはこれをアニメーションでレンダリングします。
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【Cubase】便利なので変更してるキーボード・ショートカット一覧

あくまで個人的にではあるけど、Cubase / Nuendoで変更して使ってるKey Command(キーボード・ショートカット)の一覧です。設定を保存しとけばいいんだけど、別PCに環境を移すときに毎回悩むので、自分の為にもリスト化して公開しときますw

CubaseのKey Commandはかなり自由度高くてよいですよね。

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