録音を開始する前にカウントしてからスタートさせる方法としてはプリカウント(PreCount)があります。先日プリロールの設定を調べるついでに紹介しましたが、私がやりたかったのはプリカウントでした!
Cubse 7.5からCubase Pro 9へアップグレードしたので、まだいまいち機能やらアイコンがよくわかってません(笑)。この手の設定は一度設定しちゃうとなかなかいじらないので忘れちゃってバージョンアップした時に困っちゃいますね……。
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プリロールとプリカウントの違い
プリロールは、録音開始前にプリロール分巻き戻してそこから再生します。それに対してプリカウントはその場でカウントを鳴らして録音を開始します。以下で詳しく紹介します。
プリロールの例
- 設定例
- プリロール:2小節
- ロケーター位置:15小節目
上記の設定の場合、録音を開始すると2小節巻き戻って13小節から再生がスタートします。録音開始位置の2小節前から、曲を聞きながらレコーディングが可能です。
プリカウントの例
- 設定例
- プリカウント:2小節
- ロケーター位置:15小節目
上記の設定の場合、録音を開始するとロケーターの位置は15小節のままで、2小節分のメトロノーム・カウントが再生されてからレコーディングが開始されます。
プリカウントの設定
プリカウントの設定は、「トランスポート」>「メトロノーム設定...」にあります。
「メトロノーム設定」ウィンドウの、「プリカウントオプション」の項目を設定します。基本はデフォルト良いと思います。メトロノームオプションにある「プリカウント時メトロノーム」のチェックボックスが、プリカウントするかしないかのオン/オフになります。ここにチェックを入れるとプリカウント機能がオンになります。
トランスポートバーでプリカウントのオン/オフを切り替える
初期状態ではトランスポートバーには、「プリカウントのオン/オフ」を切り替えるアイコンは隠されています。まずは「メトロノームのオン/オフ」アイコンの横にある「………(縦線)」のをクリックか、ドラッグします。
Cubase 9ではこの、「/▲」みたいなアイコンが「プリカウントのオン/オフ」アイコンです。ちなみに、このプリカウント・アイコンをCommand キー(Mac)を押しながらクリックすると、メトロノーム設定を開く事ができます。